【2025年版】DaVinci Resolveが快適に動くノートPCの選び方(予算5万円から解説)

趣味・雑記

はじめに

DaVinci Resolveは無料とは思えないほど高機能な動画編集ソフトですが、その分、ある程度のPCスペックが求められます。

「どのくらいのスペックがあれば快適に使えるの?」
「予算を抑えつつ最適なPCを選ぶにはどうすればいい?」

といった疑問に、これまで数々のPCを選んできた筆者の知識と、実際の動画編集経験を交えてお答えします。この記事を読めば、あなたにピッタリの一台がきっと見つかります。

まずは結論!DaVinci Resolve用PCで絶対に譲れない3つの条件

細かいスペックを見る前に、まずは「これだけは押さえてほしい」という3つの重要ポイントを解説します。

1. メモリは16GB以上を死守せよ!

以前、ブロガー向けのPC紹介記事では「メモリは8GBあれば十分」と書きましたが、動画編集、特にDaVinci Resolveを使うなら話は別です。

最低でも16GBは必須と考えてください。

公式の最小システム要件でも16GBとされており、複数の動画素材やエフェクトを扱うと、メモリはあっという間に消費されます。8GBでは動作がカクついたり、プレビューが止まったりと、大きなストレスを感じることになるでしょう。

さらに、モーショングラフィックスを作成する「Fusion」ページを本格的に使いたいのであれば、32GBを搭載したモデルを選ぶと、より快適な作業環境が手に入ります。

2. GPU(グラフィックボード)が快適さの鍵を握る

DaVinci Resolveは、CPU以上にGPUの性能に大きく依存するソフトウェアです。カラーグレーディングやエフェクト処理の多くはGPUが担うため、ここの性能が作業効率に直結します。

選ぶ際の基準はVRAM(ビデオメモリ)の容量です。

  • 最低ライン:VRAM 4GB
    • フルHD(1080p)動画の基本的なカット編集やテロップ入れなら、このクラスでも対応可能です。
  • 推奨ライン:VRAM 8GB以上
    • 4K動画の編集や、複数のエフェクトを重ねるような複雑な作業もスムーズに行えます。本格的に動画編集を収益化したいなら、ここを目指しましょう。

NVIDIA社の「GeForce RTXシリーズ」や、AMD社の「Radeon RXシリーズ」などが搭載されている、いわゆる「ゲーミングノートPC」が、DaVinci Resolve用のPCとしても非常に優秀です。

3. ストレージは高速な「NVMe SSD」がおすすめ

ストレージは、動画ファイルの読み書き速度に影響します。従来のHDD(ハードディスク)ではなく、高速なSSD(ソリッドステートドライブ)は必須です。

特に、接続規格が「NVMe」に対応したSSDは、従来のSATA接続のSSDよりも数倍高速なので、プロジェクトの起動や素材の読み込みが格段に速くなります。

容量は、OSやソフトのインストール領域も考えると最低でも512GB、できれば1TBあると、複数のプロジェクトや大容量の動画素材を保存しておくのに安心です。

【予算別】おすすめノートPCモデルの探し方

では、具体的にどのくらいの予算でどんなPCが手に入るのか、探し方のポイントを解説します。

予算5万円〜8万円コース(入門・HD編集向け)

この価格帯で新品を探すのは難しいですが、中古市場や整備済み品に目を向けると、十分選択肢に入ります。

  • 探し方のポイント:
    • CPU:Intel Core i5 / AMD Ryzen 5(第8世代以降)
    • メモリ:16GB
    • GPU:GeForce GTX 1650 (VRAM 4GB) など
    • ストレージ:NVMe SSD 256GB以上
  • チェックする場所: Amazonの整備済み品、大手PCメーカーの公式アウトレット、中古PC専門店などを探してみましょう。保証の有無は必ず確認してください。

予算8万円〜15万円コース(快適・4K編集も視野に)

各メーカーから出ているエントリークラスのゲーミングノートPCが主なターゲットとなります。新品でも十分な性能のモデルが手に入る、最もコストパフォーマンスが高い価格帯です。

  • 探し方のポイント:
    • CPU:Intel Core i7 / AMD Ryzen 7
    • メモリ:16GB
    • GPU:GeForce RTX 3050 / RTX 4050 (VRAM 6GB) など
    • ストレージ:NVMe SSD 512GB以上
  • チェックする場所: DELL、HP、Lenovo、ASUSなどの公式サイトや、家電量販店のセール時期を狙うのがおすすめです。

予算15万円〜コース(プロ級・Fusionもサクサク)

本格的な4K動画編集や、Fusionページを多用したVFX制作も快適に行えるハイエンドモデルが視野に入ります。長く使える一台に投資したい方向けです。

  • 探し方のポイント:
    • CPU:Intel Core i7 / Core i9 , AMD Ryzen 7 / Ryzen 9 の上位モデル
    • メモリ:32GB
    • GPU:GeForce RTX 3060 / RTX 4060 (VRAM 8GB) 以上
    • ストレージ:NVMe SSD 1TB以上
  • チェックする場所: クリエイター向けPCを専門に扱うBTO(Build to Order)メーカーや、各社のフラッグシップモデルが選択肢となります。

デスクトップとノート、結局どっちがいい?

以前の記事でも触れましたが、筆者はいつでもどこでも作業できるノートPCを強く推奨します。

確かにデスクトップPCは、同じ価格ならより高性能で冷却性能も高いというメリットがあります。しかし、「ソファで少しだけ作業したい」「外出先のカフェでアイデアをまとめたい」といった機動性の高さは、動画編集のモチベーションを維持する上で非常に重要です。

最近のゲーミングノートPCは冷却性能も向上しており、DaVinci Resolveを長時間使う上でも十分なパフォーマンスを発揮してくれます。

まとめ

DaVinci Resolve用のノートPCを選ぶ際は、以下の3点を必ずチェックしましょう。

  1. メモリは最低16GB
  2. GPUはVRAM 4GB以上(推奨は8GB)
  3. ストレージはNVMe SSD 512GB以上

これらを満たすPCであれば、快適な動画編集ライフをスタートできるはずです。

まずは手頃なモデルから始めて、動画編集で収益が上がるようになったら、より高性能なPCに買い換えるというステップアップも賢い選択です。

この記事が、あなたのPC選びの助けになれば幸いです。

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